トウルム遺跡(マヤ文明) メキシコ




カリブ海の絶景を望むマヤの神殿

トゥルムの美しい白砂の海岸の高台に建つ「エル・カスティーヨ」

ラテンアメリカには様々な遺跡があるが、トゥルムほど美しい景色に恵まれた遺跡はない。特に、遺跡の目の前に広がるビーチと海の美しさは格別で、欧米の観光客を中心にリゾート地としても人気を博している。

トゥルムは比較的新しいマヤの都市で、メソアメリカの時代区分で後古典期後期以降とされる西暦1200年頃から1450年頃まで栄えていたと推定されている。それほど大きい都市ではなく、人口は1000人から1600人程度。周囲を壁で取り囲んだ要塞型の都市で、三つの主要建造物を中心として様々な構造物が残されている。

      


カリブ海に面した「風の神殿(Tenplo del Viento)」。風の神を祀る建物だそうだが、海から来る敵を発見する見張り台のようだ。


トゥルムのメイン建築物である中央神殿。スペイン人は「エル・カスティーヨ(城)と呼んだ。海に面した断崖の上に建てられていて、低い建物だが堂々とした作り。上部神殿の出入口に二本の円柱を持つ、チチェン・イッツアの神殿にもみられるトルテカの影響を受けたマヤ・トルテカ様式になっている。


中央神殿は海岸の切り立った崖の上に建てられている。


海岸から見た中央神殿。


フレスコ画の神殿。この建物の中にフレスコ画が残っているためこの名が付いた。太陽を観測するために建てられた神殿とされている。二層の建物の上部や後ろにある中央神殿の上部構造物を見ると、下から上に行くほど広がる形になっているが、これもこの地域の建築様式の特徴だ。


フレスコ画の神殿の角には人面彫刻が施されている。


フレスコ画の神殿正面には「降臨する神」と呼ばれるレリーフがはめ込まれている。このモチーフは複数の建造物に用いられており、「降臨する神の神殿」と呼ばれる建物もある。


大宮殿(Great Palece)あるいはハラチ・ウィニクの家。この名はマヤ神話に登場する首長のことで、支配階級の住居跡とされている。


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★★

評価の基準:
★★★★★=文句なしに素晴らしい、絶対お薦め。
★★★★=かなりいい、是非一度見てほしい。
★★★=なかなかいい、見逃すのは惜しい。
★★=まあまあ、期待しないで見てみてはどうでしょう。
★=特にお勧めはしません。


 ハッキリ言って、遺跡としては期待はずれ。これと同じような写真が観光パンフレットなどに良く使われており、たしかに美しい光景だが、それはあくまでも海の美しさ。遺跡を見るより、ビーチで楽しむ人が多いので海水浴には向いていると思う。聞くところでは、近年、海岸が美しいリゾート地としてトゥルムはかなり注目されているそうだ。このため、遺跡に通じる道路沿いには数多くのホテルが並んでいる。

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のんびりした田舎町 トウルム

トゥルム遺跡の近くにある街、トゥルム。なにもない田舎町で、街中にはバックパッカー向けの安ホテルが多い。リゾートホテルは遺跡周辺の海岸線に多い。トゥルム遺跡だけなら泊まる必要はないが、ここからバスで1時間の距離にあるコバ遺跡も同時に回るのなら、この街に宿を取ると便利だ。上左写真はバックパッカー向け安ホテル。1階が食堂。上右写真は、ホテルの向かいの安食堂で食べたメキシコ料理の定番チキン・タコス(3個入り)。

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行き方

 個人でトゥルムに行くには、まずカンクンからバスでトゥルムの街に行く。街からはコレクティーボという乗り合いのミニバンが出ていて、トゥルム遺跡の前を通る。このミニバンはプラヤ・デル・カルメンとの間をつないでいるので、人気のリゾート地、プラヤ・デル・カルメンに泊まってここまで足を伸ばしてもいい。


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