ピキリャクタ(ワリ文化)ペルー
ピキリャキクタを築いたのはプレ・インカ(インカ以前)のワリ文化の人々だ。ワリは、西暦600年〜900年ころにかけて栄え、現在のボリビア国境からペルー北部の海岸地帯まで及ぶ広大な支配地域を獲得したとされる。支配地域が重なるインカは、ワリから道路網の整備やキープ(結縄文字)を使った情報伝達手段などを受け継いだとも言われている
  ピキリャキクタ遺跡は、かなり規模が大きい古代都市の跡で、全体が石を積み重ねた城壁で囲まれている。内部には石壁に挟まれた通路が延々とつながっており、山と石壁の通路の組み合わせは、まるで小さな万里の長城のようにも見える。


クスコの南東にある南の谷にはピキリャクタとティポンの遺跡がある。クスコ市内のAv de la Culturaにつながる南部高速道が両方の遺跡へのアクセスになる。この道は頻繁に路線バスが走っており、クスコの中心街からAv de la Culturaを東に向かったところにバス停がある。ピキリャクタへの入り口までの所要時間は45分ほど。入り口からは歩いて10分ほどで遺跡まで行ける。

 

ピキリャクタ遺跡の全景。茶色のギザギザになっているのが都市を囲む石壁。手前の建物はビジターセンター。


石を丹念に積み重ねて作った都市。長い石の城壁が周囲を囲んでいる。


石壁に囲まれた長い通路が続く様はミニ万里の長城のようだ。


儀式に使ったと思われる石壁に囲まれた小規模な広場もある。


夏草が生い茂る静かな住居跡。観光客はたまにやってくるだけで、広い遺跡の中に人はほとんどおらず、ただ黄色の花が咲き乱れ、蜂や鳥が自由に飛び回っているだけ。


発掘調査が行われている遺構。床や壁面に塗られた白い漆喰が残っている。


昔この辺りに生息していたという巨大アルマジロ、グリプトドンの骨格。ビジター・センターに展示中。




勝手に評価/お勧め度 ★★

★★★★★=文句なしに素晴らしい、絶対お薦め。
★★★★=かなりいい、一度見てほしい。
★★★=なかなかいい、見逃すのは惜しい。
★★=まあまあ、期待しないで見てみてはどうでしょう。
★=特にお勧めはしません。

そこそこ規模が大きく見ごたえもあるが、石壁がほとんどで単調なのが残念。人気がないためだろう、訪問客が少なく静かなのはいい。遺跡とは関係ないが、ビジターセンターの巨大アルマジロの化石は興味深い。
  アクセスは、クスコの南東にある南の谷を走る路線バスを使うと便利。チチカカ湖のプーノまでつながるこの方面にはバスが頻繁に走っている。

 

ラテンアメリカ博物館
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