パツクアロ  メキシコ

メキシコにはスペインの植民地時代に建設されたコロニアル都市が数多くある。その中で、コロニアル都市独特の歴史的な重みを見せながら、規模が小さいために静かで落ち着いた雰囲気を保っているのがパツクアロだ。グアナファトやオアハカのような大規模なコロニアル都市にはスペイン人が建てた壮麗な建物がたくさん残っているが、ここにはそんなに派手な建築物はない。しかし、田舎町の静けさと、古い歴史ある町並みがかもし出す落ち着きは他の町にはない魅力となっている。

パツクアロはミチョアカン州の州都モレリアの西約60Kmに位置する。メキシコシティからは、西バスターミナルから、まずモレリア行きのバスに乗り、モレリアでパツクアロ行きのバスに乗り換えるのが一般的。モレリアまで約4時間、モレリアからパツクアロまで約1時間程度。パツクアロ湖に行くには、街中からハニツイオ島に渡る船着場までバスがある。

 

美しいコロニアル様式が保たれており歴史を感じさせる街路。何かを見ようというのではなく、ただ、街の中をのんびり散歩するだけで楽しくなる。


メキシコの田舎町らしい質素な家が並んでいる街路。映画に出てきそうな場所だ。


夕方の街には多くの人たちが行き来する。質素だが、のどかな日常が見える。


街の中には歴史の古さを感じる建物などがかなり残っている。この建物はフランシスコ会が建てた大学跡ということだ。現在は博物館になっている。


メキシコらしいデザインの扉がある博物館の入り口。このような洒落たデザインも多い。



パツクアロ湖とハニツイオ島

ハニツイオ島の周辺は、かつてタラスコ族という先住民が支配していた土地だった。今も住民はタラスコの人たちが多く、独特の文化を継承している。ハニツイオ島はメキシコ最大の祭りである死者の日の伝統行事が行われることで知られており、11月の祭りにはそれを見ようと多くの人が集まる。


ハニツイオ島の丘の上にはメキシコ独立運動の立役者であるモレロスの像が建っている(写真の真ん中上に見えている像)。そこに通じる道には土産物を売る店が軒を連ねている。湖では白魚(ペスカード・ブランコ)がとれるのだが、これを食べさせる店も多い。名前の通り淡白な白い魚で結構おいしい。



ラテンアメリカ博物館
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