オアハカ  メキシコ

オアハカは、スペイン植民地時代の古い町並みが残るメキシコ南東部の主要都市。コロニアル様式の古い町並みはメキシコには数多くあるが、オアハカは規模と美しさで群を抜いている。また、メキシコの古代史においても、オアハカ周辺はミシュテカ、サポテカといった独特の古代文明が栄えた重要な地域であり、メキシコの伝統文化がいまだに色濃く残る土地柄とあいまって、訪れる多くの観光客を魅了している。

写真はオアハカの中心にあるアルカラ通りで行われた結婚式のパレード。地域の伝統衣装を着ている人が多い。

オアハカへの行き方

メキシコシティからは飛行機か長距離バスでの移動になる。メキシコは長距離バス網が充実しているため、時間に余裕があればバスで行くのも悪くない。所要時間は8時間程度。メキシコシティの東バスターミナル(TAPO)か北バスターミナルから数社のバス会社が運行している。バスのグレードは2等、1等、特等があり、特等は快適な豪華バスになるが、値段も高い。その他、シティの中心部から出発する格安のバスもあるようだ。

 

ソカロ広場とサント・ドミンゴ教会を結ぶ遊歩道であるアルカラ通りには、土産物屋、レストラン、ホテルなどが並んでおり、いつも大勢の観光客で賑わっている。夜には歩道に手作りの民芸品を並べて売る人が大勢現れる。


オアハカ中心部の美しい町並。カトリックの教会もメキシコらしい色彩になっている。


ヨーロッパ風の洒落た感じの建物が多い。壁の色はラテンアメリカ風でちょっと派手目になっている。


アルカラ通りの北に位置するサント・ドミンゴ教会。オアハカ観光の中心的な場所になっていて、周辺はいつも大勢の人で賑わっている。隣接する旧修道院の建物は、オアハカ近郊の遺跡モンテ・アルバンの出土品などを展示するオアハカ地方博物館になっている。


教会内部はウルトラバロックと称される華麗な装飾が施されている。ヨーロッパのカトリック教会の装飾も過剰な所があるが、オアハカの教会の装飾はそれをはるかに上回る。


修道院の回廊からはサボテンが生えたメキシコらしい景色なども望むことができる。祈りと瞑想を日課とした修道士の生活が感じられる、静かで落ち着いた場所だ。


サント・ドミンゴ教会の近くの街路。この辺りには美術ギャラリーやレストラン、プチホテルなどがある洒落た街並みが多い。写真中央は有名な郷土料理の店。



ラテンアメリカ博物館
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