グアナファト歴史都市  メキシコ

メキシコにはスペイン植民地時代の面影を残す古い町が非常に多い。その中でも特に美しい町として知られているのがメキシコシティの北部に位置するグアナファトだ(NHKの世界遺産では「王冠の中の宝石」と表現されていた)。

この町は、近くで銀鉱山が発見されたために、その富をふんだんに使って作られた。小じんまりとしているが、スペイン風の豪華でエキゾチックなデザインの建物が多く、町を歩いていても絵になる光景がそこかしこに見られる。特に面白いのは、上の写真のように、昔は川だった所を道路にしていること。道路はカーブだらけでトンネルも多い。周りの建物の雰囲気など中世のヨーロッパを思わせる。

メキシコシティからグアナファトに行くには、バスと飛行機がある。バスの場合は所要時間約5時間、飛行機なら約1時間だ。メキシコの長距離バスは快適なので、特に飛行機を使う必要はないだろう。バスはメキシコシティの北ターミナルから出る。グアナファトのバスターミナルは街の中心から離れているため、市内循環バスかタクシーを利用して移動する必要がある。

 

グアナファトの紹介によく使われる丘の上から見た町。中央にあるのがグアナファト大学の建物。この町は大学都市でもあるため、学生風の若者たちの姿が多い。映画好きならどこかで見た光景だと思うかもしれない。バンデラスとジュニー・デップの「レジェンド・オブ・メキシコ」で戦闘の舞台になった。


街の中心部にはヨーロッパとメキシコが融合した独特な雰囲気の建物が並んでいる。建物が3階建てで揃っているために統一感が保たれて美しい。


ヨーロッパの古い都市と間違えそうなデザインの建物も多い。


谷あいに作られた街は古い建物が密集し、道が細い。そこで、元は川だった所を道路にして車を通しているが渋滞は避けられない。


グアナファト郊外にあるバレンシアーナ教会。グアナファトの有力者である銀鉱山主が作った豪華なカトリック教会だ。内部には黄金を使って作られた豪華絢爛たる祭壇がある。



 

ラテンアメリカ博物館
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