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ラクチの中心部地図
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遺跡の入り口にある小さな教会。この周辺に土産物屋が並んでいる。
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入り口から中に入ると、すぐビラコチャ神殿がある。左後方は居住区。
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ビラコチャ神殿は、石組の基盤の上にアドベ(日干し煉瓦)の壁だけが残っている。神殿は、この壁を中心に左右に広がる二階建てで、幅92m、奥行き25.5m、高さ18〜20m。大きな三角の屋根を持つ四角い建て物で、中には石造りの円柱(写真で壁の前に見える)が並んでいた。
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壁の土台になっている石組みは、神殿らしく丁寧に加工されている。
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神殿の横にある居住区。貴族や神官など、インカの支配層が住んでいた場所だという。
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居住区内は道の両側に建物が等間隔に並んでいる。
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居住区に隣接してコルカと呼ばれる食料貯蔵庫が並ぶエリアがある。コルカは石を積み上げて直径8m、高さ4mの円筒形にしたもので、上部には藁屋根が掛けられていた。
コルカには、戦争の際の非常食を貯蔵する意味があり、大規模な宿場には多くのコルカが用意されている。ここには156のコルカがあり、インカの軍事戦略上、重要な位置を占めていた都市であったことが分かる。
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復元したコルカ。壁に通気性を保つ窓が開けられている。
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神殿の横は沼地になっているが、向かい側にも遺跡の構造物がある。この辺では、先住民が牛や羊を飼っているのんびりした景色が見られる。
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