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遺跡に入ると、最初に現れるのが「碑銘の神殿」のグループ。手前に髑髏の神殿と呼ばれるTemplo12、その先に「赤の女王」の石棺があるTemplo13、優美なピラミッド型の碑銘の神殿と並ぶ。さらに、左奥には宮殿が見える。
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Templo13の内部にある「赤の女王」と呼ばれる女性の石棺。
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整ったピラミッド型の碑銘の神殿。以前は神殿に登り、パカル王の墓にも入れたが、今は登ることもできない。
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メキシコシティの人類学博物館にあるパカル王の墓の復元模型。
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付属博物館にあるパカル王の墓の再現模型。作り物感が強すぎるが、近くに寄って見れるのがいい。
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碑銘の神殿の斜向かいにあるのが、宮殿(El Palasio)。四層の塔を持ついかにも宮殿らしい平べったい建物。四層の塔は、以前は天体観測用と言われていたが、現在では、物見の櫓だったという説などもあり、本当の用途はよくわかっていないようだ。
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宮殿の内部には、戦争でとらえた捕虜を引き出したという広場や、捕虜たちを彫刻した石版、神聖文字の階段などがある。複雑な内部構造もあってなかなか見応えがある。
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葉の十字の神殿の上から見た景色。ここには小規模な広場を中心に、十字の神殿、葉の十字の神殿、太陽の神殿の3つの神殿などがある。このうち、最も高い十字の神殿(右)はピラミッドの全体像が分かる程度に修復されている。左の小さなピラミッドが太陽の神殿。奥に宮殿が見える。
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葉の十字の神殿はいまだに修復されておらず、ピラミッド部分は土に覆われている。
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十字の神殿グループの南側にはTemplo17からTemplo22までの小規模な神殿群が林の中に点在している。南の奥にあるのがTemplo19で、ここにはパレンケ王の彩色レリーフが施された柱や王の姿や神聖文字が刻まれた玉座などがありる。これはもちろんイミテーションで、本物は博物館に収められている。
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十字の神殿グループに隣接した林の中にあるTemplo17。この壁に置かれた石板に、パレンケと近隣の都市が戦争をして勝利したことを意味する彫刻が施されていた。
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博物館に収められているTemplo17の石板。近隣都市トニナーの王らしき人物がパレンケ王の足元に跪き、周囲にマヤ文字が刻まれている。
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宮殿から北に向かうと、最初にあるのがマヤの重要な儀式である球技を行った球技場(juego de pelota)。
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球戯場の北側にある小規模なピラミッド型神殿Templo10。周囲は公園風に整備されており、豊かな緑の中に佇む時代を超えた神殿群は雰囲気が良い。
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