マヤは、現在のメキシコ、グアテマラ、ホンジュラス、ベリーズ、エルサルバドルにまたがる、広い地域に栄えた古代文明で、起源は紀元前1500年ころ、滅亡したのは西暦1600年代とされている。
アステカやインカなどの古代文明が広い領土を有する大帝国を築いたのに対し、マヤは中米一帯に数多くの都市国家を築き、全土を統一するような王朝は出現しなかった。 スペイン人がやってきた時、マヤの主要な都市は衰退し、放棄されていたが、残された人々は侵略に抵抗し、古代マヤの文化や伝統を守り続けた。 現在も中米に生きるマヤの人々は、時代の変化を受け入れながらも、守ってきた自分たちの文化に対する自信と誇りを維持している。 |