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ボリビア高地

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ボリビア高地ツアー (ボリビア南部)


4000m超の高原でシュールな絶景を見る

 



エドゥアルド・アバロア国立自然保護区を巡る2泊3日ツアー

ボリビア南部に位置するエドゥアルド・アバロア国立自然保護区は、チリとの国境近くの4000m〜5000mに達する場所にあります。少し前まで、行きたくてもなかなか行けない秘境でしたが、近年はウユニ塩湖の観光が急拡大し、それに伴って神秘的な光景を求める人たちのために2泊3日のツアーが組まれるようになっています。悪路と薄い空気に悩まされながら、到達した自然保護区の絶景は忘れられないものになるでしょう。

ボリビア南部地図
ウユニ発の二泊三日ツアーの行程とエドゥアルド・アバロア国立自然保護区(ピンク部分)。


ウユニのツアー会社

聞いたところでは、ウユニには50〜60社ものツアー会社があるそうです。特に鉄道駅の前の通りに多くのツアー会社が軒を連ねています。その中に「穂高ツアー(Hodaka Mountain Expedition)」という日本の名前を付けた会社があり、多くの日本人の旅行者が利用していると聞きました。

穂高ツアーの事務所に行くと、中年の女性がいて、翌日発のツアーの説明をしてくれました。彼女は日本語は話せませんが、英語とスペイン語で丁寧に説明をしてくれました。事務所内には日本人の若い女性が数人いて、ツアーの相談をしていました。人気があるツアー会社だという感じでした。

翌日、出発時間である10時少し前に事務所に行くと、ツアー客たちで大混雑。オフィスの中に入ることさえできません。2月はシーズンオフに当たる時なのに、こんなに大勢の客がいるとは驚きです。

私が参加するボリビア高地2泊3日ツアーは、ランドクルーザーに客が6人乗って出かけます。客の構成は、日本人の若者1人とドイツ人の家族4人でした。参加費は2泊3日ツアーで120USドル。どこのツアー会社でも価格に大差はないようです。


旅行会社が並んでいる通りとツアーのランクル


一日目の宿泊は塩のホテル

エドゥアルド・アバロア国立自然保護区へのツアーは、1日目にウユニ塩湖を見た後、大平原の中にあるチュピカという小さな村に到着します。この村にある塩でできた山小屋が1日目の宿泊施設となります。外観からは分かりませんが、中に入ると確かに壁などが塩でできていて、歩くと床の塩がジャリジャリと音を立てます。

1日目の宿泊施設、「なんちゃって塩のホテル」


各部屋にはシングルベッドが二つ並んでおり、電気も水道もあるので居心地はそれほど悪くありません。塩のホテルですから、床も壁もテーブルも塩でできています。


食堂では車両ごとにテーブルが決められています。夕食はチキンフライとポテトフライ、サラダにボリビア産のワインも付いていました。食べやすく、ワインにも合う食事でした。


高原地帯の絶景を楽しむ

二日目。ツアーの車はチナグア塩湖を通り、南のエドゥアルド・アバロア国立自然保護区を目指します。この辺りは標高5868mのオヤグエ火山などがあり、アルティプラーノと呼ばれる広大な高原地帯を走る車窓から素晴らしい景色が楽しめます。

アンデスの山々を見ながら車は走る
アンデスの山々を見ながら車は走る。


途中の渓谷で放牧されているたくさんのリャマに出会いました。


途中にはいくつかの湖があり、水の中にいるフラミンゴの群れを見ることができます。雪を被った山の麓に広がる湖にフラミンゴが群れる光景は神秘的な感じでした。


昼食は、途中の景色がいい場所に車を止めて摂ります。メニューはチキンとソーセージにポテトフライとサラダでした。野外で食べるのは気持ちが良いです。


車は4000m超の荒野をひたすら走り続けます。まるで、砂漠のラリーをやっているような感じです。


途中にアルボル・デ・ピエドラ(石の木)と呼ばれる、風化や浸食によってできた奇岩が集まっている場所があります。ここには、細い幹から葉が茂った木のような形になっている石があります。


砂漠に子狐が現れました。観光客から食べ物をもらっているようです。


不思議な赤い湖に感動

夕方になって、この日のハイライトであるラグナ・コロラダに到着しました。赤い湖という意味の名前の通り、赤く染まった不思議な湖面が目の前に広がっています。

赤い湖ラグナ・コロラダ


湖には赤い藻が繁殖しているために赤く見えるのです。湖面にはピンクのフラミンゴの群れがいて、荒涼とした景色に花を添えています。


ここではフラミンゴを比較的近くで見ることができます。


ラグナ・コロラダの近くに2日目の宿泊となるロッジがあります。ここはエドゥアルド・アバロア国立自然保護区の中にあり、1泊目の施設より制限が多くなります。例えば、電気は夕方7時から9時ころまでしか使えません。


ロッジの部屋はこんな感じです。かなり気温が低い場所にあるので、暖かい服を着て寝ることにしました。


食堂で夕食のスパゲッティを食べました。ガイドが用意してくれるのですが、食べられればいいという感じです。


世界一高い所にある温泉

翌朝は朝5時出発。暗闇の中を走ると、やがて空が白み、白い煙がもうもうと立ち上っている所に出ました。間欠泉です。気温は氷点下ですが、蒸気は温かくて気持ちよく、みんな蒸気を浴びて楽しんでいます。

凄い勢いで噴出している間欠泉のガス


間欠泉の少し先には温泉がありました。湖の岸辺から温泉が湧いていて、プールのような露天風呂が作られているのです。脇にある小屋で水着に着替えた人たちが大勢温泉につかっています。たぶん、世界で最も高い場所にある露天風呂でしょう。ちょうど太陽が山から顔を出して上り始め、みんな温泉で暖まりながら美しい日の出の風色を楽しんでいました。私は、水着がないので入れませんでした。

日の出を見ながらの温泉は気持ちよさそう


シュールな光景のダリの砂漠

この日はエドアルド・アバロア自然保護区を南下してチリとの国境まで行きます。標高4300mから5000m近い高地の移動です。途中には「ダリの砂漠」と呼ばれる場所があります。尖った茶色の山々に囲まれた高地には植物が育たず荒涼とした光景が広がります。それが、ダリが描いたシュールな光景に似ているためこの名がついたのです。

4000m超えの砂漠を車は走る


ダリの砂漠で一休み


チリとの国境に到着


ウユニへの帰路

ここからウユニへ向かって帰り道になります。周囲には美しいアンデスの山々が連なっています。

ここまで来るとかなり疲れていますから、もう、自然見学もしたくない気分です。しかし、ガイドは奇岩が立ち並ぶ場所に寄ってくれます。

美しいアンデスの山。上れそうな感じもする・・・


奇岩が集まる場所に立ち寄って、しばし休憩?


帰り道の光景は、行きの砂漠とは感じが違い、緑がある渓谷を走ります。


昼過ぎに小さな村に到着しました。ここにはオスタル(小さなホテル)があり、長距離走行の疲れを癒すとともに、昼食を取ることができました。村にいたリャマがこちらを警戒していました。


3時ころにサン・クリストバルという町で休憩。ここで売られていたアイスクリームが美味しかったです。そこから1時間半ほどたった4時半に無事ウユニに帰って来ました。

疲れたけどいいツアーだった!

2泊3日のツアーは車に乗り疲れました。しかし、他では見ることができない素晴らしい景色を堪能できましたし、3日間、病気や車両の故障・事故など、何のトラブルもなくツアーを終えられたのはよかったと思います。



 

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