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遺跡にある小さな博物館の前には、着飾ったマヤの人物を彫刻した石碑が置かれている(これはイミテーションで、本物はグアテマラ歴史考古学博物館にある)。
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なだらかな起伏を持つ広い公園内を博物館から北西に向かうと、発掘が行われているアクロポリスがある。
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遺跡保護のために屋根掛けされた発掘現場「アクロポリス」。
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マヤの遺跡というと石造りの神殿を想像するが、ここは、日干し煉瓦(アドベ)を積み重ねて作った土の神殿。マヤの古い都市にはメキシコ中央高原の巨大文明であるテオティワカンの影響が見られることが多いが、ここも同じ。神殿の横の壁面にテオティワカンのタルー・タブレロ様式が見える。
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複雑な形状をした建造物だが、マヤの建造物の特徴である持ち送り式アーチが随所に見られる。
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テオティワカン様式の神殿の向かいには、マヤの持ち送り式アーチが施された神殿がある。
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公園入口の右手に位置するパランガーナ(Palangana)も発掘調査が進んでいるようだが、ここは低いトタン屋根で覆われており、内部に入ることができない。その前には、石碑や石柱が並んでいる。
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小山のようになった立派な神殿もあるが、展望台として使われている。
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ここは遺跡というより、マヤの宗教儀式を行う場所としての役割が大きい。遺跡公園内に設けられた祈祷所では、マヤのシャーマンたちが火を焚いて祈祷を行っている。
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現在のマヤの人々はキリスト教を信じながらマヤの神々も同時に信じているが、日々の不安や恐れを解消するには、マヤの神のほうがご利益があるようだ。公園内では、数人ずつ固まって祈祷を行っている様子をいたるところで見かける。
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