南米アンデスから海岸部にかけて広大な領土を獲得したインカ帝国だが、主要な遺跡はかつて帝国の首都だったクスコとその周辺に集中している。
クスコの北西に位置するマチュピチュ遺跡は、鉄道でしか行くことができないが、そのほかの遺跡はクスコから簡単にアクセスできる。
特に、「インカの聖なる谷」と呼ばれるクスコ北部は、標高が比較敵低い2800m程度であるため、高山病にかかりにくく、近年、観光開発が盛んになっている。将来、新しい飛行場もここに作られる予定だ。
この地域の、オリャンタイタンボやピサックは、マチュピチュにも負けないほどの見どころを持つ優れた遺跡だ。 |